●丸太屋 和歌山・岩出:特製中華そば880円+ゆでたまご60円+早すし160円
和歌山ラーメンの人気店、岩出市にある丸太屋へ。
和歌山ラーメンには、大きく車庫前系と井出系があります。
「車庫前系」とは、和歌山市内を走っていた市電(路面電車)の車庫近辺にあった、多くの中華そば屋で出されていた醤油の効いた中華そば。
車庫前系の見た目は、醤油色の昔ながらの中華そばです。
「井出系」とは、テレビ東京のテレビチャンピオンという番組で有名になった井出商店という中華そばのお店で出される、とんこつ醤油系の中華そば。
井出系の見た目は、茶色っぽいです。
丸太屋は井出系。
井出系の系譜を持つラーメン屋さんは、修行やのれん分けをされていると思われ、メニュー構成が良く似ています。
中華そば、大盛中華そば、特製中華そば、特製大盛中華そばです。
もちろん丸太屋もこのメニューです。
初めて行く人は、特製とはどういう意味かわからないようです。
井出系の特製とはチャーシュー麺のこと。
丸太屋では、中華そば730円に対して、特製は880円。
その差は、わずか150円。
特製のチャーシューは倍量です。
当然、特製をついつい選んでしまいますよね。
これが特製中華そばの全体像です!
チャーシューは大ぶりのものが6枚。
柔らかくてとてもおいしいです。
かまぼこが乗っているのも特徴です。
あとはネギとメンマのシンプルな構成。
スープは先述した通り、ミルキーな茶色。
コクがあり、うまーい!とつい声が漏れ出てしまいますよ。
そして、和歌山ラーメンの特徴は、卓上に玉子やお寿司が置いてあること。
特にお寿司は、和歌山名物のなれずしの軽い熟成バージョンの早なれすし。
略して早すしが置かれています。いわゆるサバ寿司ですね。
食べた分を会計の際に事後申告します。
中華そばが到着する前に、玉子の殻を向いて準備しておきます。
中華そばと一緒に早すしを食べるのが最高ですよ。
ではまた、チョコっとね!