●東東亭 香川県・三木町:天津飯(大)650円、野菜炒め(肉入)480円、ギョーザ 300円
●さか枝 多肥店 香川県・高松市:かけうどん(冷)中 360円、ちく天(磯辺)130円、おでん天ぷら 130円
今回の旅食は、四国は香川県~徳島県の、地元民に愛されるB級グルメのご紹介です。
まずは香川県は三木町にある、老舗の町中華「東東亭」へ。
田舎にひっそり佇むお店ですが、知る人ぞ知る、穴場中の穴場のB級グルメ店です。
メニューを見ると、どれも超格安です。
一番人気で名物の天津飯(大)は650円!
どどーんと、天津飯(大)が登場。
レンゲとのサイズ比較でわかるように、サイズメガ級で洗面器くらいあります。
この天津飯、他店ではお目にかかれない特徴があります。
玉子の下にはキャベツがたっぷり隠されているんです。
これが独特の甘みを醸し出し、最高においしい天津飯になるのかと思われます。
そして、胡椒とゴマ油が効いた しょっぱめの餡の中には豚肉がたくさん。
ここでしか食べられない、唯一無二の天津飯です。
野菜炒めも、ちょっと面白くて、肉ありと肉なしがあるのです。
両者に100円差あり。
香川大学農学部と医学部が近くにあるので、お金に困った学生さん達が、肉なし野菜炒めをお安く食べられるようにという優しい配慮です。
しかしながら、思った以上に肉がたっぷり入っている、肉あり480円が実はお得なのでおすすめです。
皮がもちもちの餃子は300円。
焼き加減最高。
その他、チキンライスや焼き飯など、どれを食べてもおいしいですよ。
レトロ感あふれるカウンターのなか、大将が熟練の技で手際よく料理するのを楽しむこともできます。
そしてお次は、高松市内外れにある讃岐うどんの店、さか枝の多肥店へ。
他の讃岐うどん店と同じく、セルフサービスで安くおいしいうどんを食べられるお店の一つで、地元民で一杯です。
当然ながらお昼時には行列ができますが、さくっと食べてさくっと帰るスタイルで回転が速いため心配は無用。
さて、何を注文するかは悩みどころ。
いりこ出汁を味わいたいので、讃岐うどんでは、かけが好きです。
かけうどんの注文では、麺の量(小、中、大、特大)と、麺とダシの冷温の組み合わせ、すなわち「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」から選択します。
讃岐うどんのメニューや、麺とダシの冷温の組み合わせの詳細については、以前書いた下記記事をご覧ください。
★チョコっと!讃岐うどんの分類(マニアック版):https://ryori-bandai.com/2022/08/15/chocot-sanukiudon/
私は、麺の腰を楽しむために、ゆでた麺を冷たくしめて、冷たいダシで味わう「ひやひや」のひやかけを注文しました。
ひやかけの中に、ちく天(磯辺)を添えて。
そしてセルフのコーナーで、ネギ、すりごま、おろししょうがをたっぷり投入します。
イリコの効いた出汁に、腰のあるやや太めの冷たい麺はやっぱり最高〜。
そして、香川のうどん屋さんでは、おでんがない店はほぼないくらい必須アイテムです。
おでんの辛子もさぬき独特で、甘味噌辛子。
普通のからしとは違って甘みがあり、讃岐ならではのおでんを楽しめます。
さあ、次は一路徳島B級グルメへ。