旅は食ナリ!<シシリア:バジリコスパゲッティー>松山の人気店、気取らず楽しめる老舗です

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●シシリア 愛媛県松山市:前菜盛り合わせ1500円、バジリコスパゲティー 1100円、ミックスピザ 1100円

松山の夜は、老舗のイタリア料理店、シシリアへ。

松山市電の大街道駅から、歩いてすぐのお店です。

店構えはこんな感じ。

養老温泉同様に、歴史あるお店は風格がありますねえ。

お店の中は間接照明で、とても落ち着いた感じです。

メニューはこちらです。

事前調査で、あらかじめ注文するメニューとお酒の組み合わせは決めていました。

まずは前菜盛り合わせで生ビールを。

続いて、この店一番人気のバジリコスパゲッティーで白ワイン。

そして、クリスピー生地で人気のミックスピザで赤ワインを。

全般的に値段はとてもリーズナブルです。

前菜盛り合わせからのスタートです。

サーモンマリネ、タコのドレッシング合え、小海老のカクテル(チリソース)、ホタテのタルタル、鶏のバジル和え、カットチーズ。

お店に全ての内容を確認したわけではないので、私が食べて感じた料理名で合計6種盛りです。

ひとつひとつが、とてもおいしかったです。

出足好調、ビールも進みました。

なんでも最初が肝心ですからね。

そして、バジリコスパゲッティー。

この店オリジナルで人気のシシリーというスパゲッティー(ナポリタン風+唐辛子のパスタらしい)も気になっていました。

しかし、直近に家でナポリタンを作って食べたので、今回は一番人気のバジリコにしました。

噂通り、ものすごくおいしかったです。

白ワインが最高に合いますね、マリアージュ。

バジルとニンニクスライスのシンプルなスパゲッティー。

麺は細麺で、香ばしく炒められています。

ペペロンチーノのようなパスタですが、唐辛子は入っていません。

あまりにおいしかったので、また家でも作ってみようと思いますが、同じ味を出せるかなあ?

私が敬愛する、今は亡き映画監督の伊丹十三のエッセイに、次のような一節があります。

そもそもイタリー料理というのは、率直にいって家庭料理であります。単純にして素朴、レストランで食べる料理と、家庭で食べる料理の間にほとんど差というものがないのであります。逆にいえば、レストランで食べた料理というのは、まず百パーセント、そのまま家庭でできると思ってよろしい。

・・・・確かに家であまりフレンチは作りませんが、イタリアンを作る機会は多いですよね。

スパゲッティーなどのパスタ、グラタンやドリア、イタリアンサラダや前菜などなど。

どれも比較的簡単に作れそうなんですよね。

でもイタリア料理はシンプルだからこそ、お店と同じ味を出すのが難しい一面もあると思います。

このバジリコスパゲッティーにしても、麺の選択、塩加減、ゆで時間、炒め時間、ソースの配合、にんにくの量などにより大きく味は変わるはずなので。

そしてお次は、四角くサクサクなクリスピー生地のミックスピザ。

生地が最高にうまい。

この濃厚なチーズの種類はなんなんだろう?

赤ワインもおいしい。

メニューによれば+50円で、サラミ、海老、アンチョビ、マッシュルームをそれぞれトッピングできるらしいです。

今回は初めてだったので様子見しましたが、アンチョビをトッピングしたかったな。

客層は男女のカップル、家族連れ、友達同士など様々です。

コース料理を静かに楽しむというよりは、前菜やサラダを食べてから、この店名物のパスタを食べるのが定番の様子。

気取らずにイタリア料理を楽しめて、雰囲気が良く落ち着けるいいお店でした。

地元の人に愛される名店ですね。

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