まだラーメンブームなど無かった時代から有名だった、中華そばの名店春木屋。
昭和24年創業ですから、その歴史は相当のもの。
★春木屋オフィシャルホームページ:http://www.haruki-ya.co.jp/
なかなか行く機会がありませんでしたが、今回念願を達成できました。
丸ノ内線の荻窪駅を降り、北側出口の右手に広がる昔ながらの飲み屋街の一画にお店があります。
店構えは小さいながら風格がありますね。
メニュー構成はシンプルです。
中華そばに、わんたん麺、チャーシュー麺、つけ麺、冷やし中華そばの5本柱です。
わんたん麺が人気No1のようですね。
私はシンプルな中華そばをオーダー。
店に入ってすぐにカウンター席が10席ほど、奥に大テーブルが見えました。
春木屋劇場のS席は入り口に近いカウンターで、調理している様子を間近で見ることができます。
店内は極めて清潔で気持ちがいいです。
同時に5人のお客さんと入店しましたが、中華そばの調理工程はとても効率的で、職人的に淡々と進んでいきます。
見ていて楽しいです。
そして、これが春木屋の中華そば。
トラディショナルな東京の中華そば。
具はチャーシュー、メンマ、海苔、ネギ。
奇をてらった具は一切なし。
中太のちじれ麺に、鶏ガラと野菜とカツオ節などの出汁がよく効いたスープ。
醤油ダレの旨味が香り立つ、丁寧に作られたラーメンだと一目でわかりました。
代々引き継がれてきた歴史ある中華そばは、優しくておいしい。
スープはもちろん最後まで完食。
飽きのこないおいしい中華そば、近くにあったら定期的に通ってしまうお店ですね。
900円の価値は十分にありました。
では引き続き、旅は食ナリ!