生レバーに引き続いて、生ものネタを一席。
今回は大阪の新世界へ。
新コロが落ち着いてきた状況と比例して、新世界のメイン通りであるジャンジャン横丁の人込みも以前と同じ感じに戻りつつあります。
このコロナ渦の3年間、ほぼ見かけなかった外国人の観光客もたくさん歩いているように思います。
串カツ、ホルモン、ふぐ、お好み焼き、うどん店など数々あるお店の中から、今回は寿司屋をセレクト。
大興寿司さんへ。
カウンターに着席すると、隣にアメリカ人っぽい人が英語メニューで注文する姿が。
私は寿司を注文するとともに、本日のおすすめメニューを壁にかかったホワイトボードから吟味します。
あん肝がないのは残念でしたが、ナマコ酢がある!!
私は寿司屋や居酒屋であん肝やナマコ酢があると、とにかく反射的に注文してしまうんですよね。
よく大人になってから好きになった食べ物の話題にナマコ酢はよく出てきます。
子供の頃は苦手だった!という人は多いと思います。
でも、私は子供の頃からナマコ酢が大好きなのです。
素潜りをする人が父の知り合いにいて、ちょくちょくナマコを持ってきてくれたことが原因だと思います。
たしかにナマコの見た目は強烈ですが、独特のヌルヌル感とコリコリ感の共存と、酸っぱさがたまらないのです。
もみじおろしのピリ辛も合います!
ナマコ酢はビールより日本酒、しかも燗酒が合うと思います。
ナマコ酢と燗酒のマリアージュをちびりちびり楽しんでいると、隣から視線を感じました。
アメリカ人がナマコ酢を見て、「その得体の知れない食べ物は、一体何なんだ??」という不思議そうな顔をしていました。
たしかにお寿司は外国人にとって一般的な日本食となり、好きな人は多くなりましたが、さすがにナマコ酢はあまり遭遇する機会がないので理解できない食べ物なんでしょうね。
「一口食べてみますか?」とも言えず、その後淡々とナマコ酢を口に運んでいただけの私をアメリカ人は横目で見ていました。
この前の佐世保での活け造りもそうですが、食文化って国が変わると本当に知らないことって多いし、自分たちにとって普通なことが外国人にとってはびっくりすることが多いのは面白いです。
ではまた、チョコっとね!