●麺屋 7.5Hz 黒門市場店:中華そば並 700円+おにぎり120円
全国各地にご当地ラーメンはある。
でも、大阪のラーメンっていえば、いったいどれを指すんだろう?
大阪の人気店には神座など有名店が多数あるとはいえ、いずれも昔ながらの大阪地元のラーメンとはいいがたい気もする。
明確な大阪ラーメンの定義は、ひょっとするとないのかもしれない。
今回食べた高井田系ラーメンは、東大阪近辺で生まれたラーメン。
知る人のみが知るマニアックなラーメンだ。
麺屋7.5Hzは、そんな高井田系ラーメンでは珍しいチェーン店である。
大阪を中心に何店舗か展開(なんと愛媛県新居浜にもある)していることを最近知り、行ってみようと思ったのだ。
★麺屋 7.5Hz 公式HP:https://75hz.jp/
「なぜ7.5Hz?」という疑問はさておいて(公式HPにその答えは記載されています)、黒門市場店は、地下鉄や近鉄の日本橋駅から歩いて数分の黒門市場のアーケード内にあった。
カウンターオンリーの店で、孤独でも入りやすい。
メニューはシンプルな構成だ。
標準の中華そばには、並、中、大と麺の量によるバリーエーションがある。
中華そばに対して、の塩そばもある。
高井田系では濃厚醤油のイメージなので、塩そばは一体どういうものかわからず気になるところだ。
そして、中華そばと塩そば共に、チャーシュー麺が存在する。
私の恒例により、初めて訪問するお店では、一番基本的なメニューを選ぶ。
今回は、中華そば並を注文することにした。
さらに、ネットの事前調査で評判が良かったおにぎりを追加で注文する。
店内に入って左側にある券売機で購入する。
10分ほど待って着丼。
ラーメンの待ち時間としてはやや長めだが、これは高井田系の麺の太さに起因する。
かなりの太麺なので、しっかり茹で時間がかかるのだ。
高井田系ラーメンの全体像は、独特のビジュアルでインパクト大。
澄んでいて濃厚な醤油スープが目につく。
チャーシューが沈むくらい、丼ギリギリまでスープが注がれている。
そして、荒めのざく切りで大き目サイズの青ネギがたくさん。
まずはスープを一口すする。
濃厚な醤油のコクが一気に口中に広がり、鶏ガラ?の旨味が追随する。
新鮮な青ネギのシャキシャキした歯ごたえもおいしい。
そして、高井田系で必須がこのストレートの太麺。
噛み応えがあるこの太麺が神髄であり、うまさの秘訣。
麺をしっかり食べている感じがする。
特にゆで加減の指定はしていないが、アルデンテずきの私には最高の噛みごたえである。
そして、オプションしたおにぎり。
あふれるくらいにかけられた、おかかのふりかけ。
あったかご飯の作り立てで、とてもおいしい。
口中におにぎりを入れたと同時に、濃厚醤油スープをすすると最高。
ダブル炭水化物なんて気にせずに、ぜひおにぎりオプションを推奨したい。
次回、濃厚醤油の誘惑に打ち勝てれば、塩そばを注文してみよう。